一般電気事業者

一般電気事業は10社のみ

私たちが普段電力会社と呼んでいるものは、主に「一般電気事業者」です。一般の家庭などにも電気を供給する会社で、民間企業でありながら、さまざまな法律で守られ、規制をして厳しい政策をされていました。日本で主に全国に10社あります。日本全国を10ブロックに分けて、各ブロックに1社ずつ存在します。北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の10社です。様々な会社を思い浮かべても、日本全国を10社で支えているなんて、すごいですよね。それが私たちの生活を支える「電気」なのですから、なお驚きです。なので従来、私たちは電力会社を選ぶことができませんでした。地域ごとにふりわけられていたので、例えば引っ越しのときもその地域によって電力会社が決まっていたのです。

 


選べるようになると変わる

しかし、それが自由に選べる「電力自由化」が2016年4月から開始され、注目を集めています。電力会社以外にも他社からの参入により企業も料金プランやサービス向上に努めており、顧客獲得競争はもう始まっています。予想されるものとしましては、NTTを始めとする通信大手3社(docomo.au.softbank)も参入することから、「携帯料金セットプラン」や、「ネット回線とセット型」、また、生活密着にした引っ越し会社との「生活に必要なもののセット(ガス・水道)」などです。企業にとっても消費者によっても、こういった生活を充実させる動きは素晴らしいことであり、今回は非常に広範囲の市場が動き出します。こうした動きにより、政府は経済効果向上を狙っており、経済全体は活性化するであろうと期待しています。

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